明建会について

会長挨拶
家室育夫
会長 家室育夫

明建会会員の皆様、昨年(2023年)の9月に加治屋亮一前会長より第7代目を仰せつかりました第23回卒業の家室育夫でございます。研究室は建築材料研究室で向井毅先生にご教授頂きました。会員各位におかれましては、ますますご清栄のこととお喜び申し上げます。今回の卒業回数は72回となり、建築学科の卒業人数は約11,000人を広く社会に輩出し、明建会会員は全国で活躍しております。

明建会(明治大学建築学科卒業生の会)の主な活動は、5年おきに開催しております記念祭がございます。直近では2021年5月にコロナ禍でしたがオンライン形式にて70周年記念祭を執り行いました。テーマは「昭和・平成・令和-建築のこれから」サブタイトルとして「持続可能なまちづくり、持続可能な施設設計を考える」と題して第23回卒業の都市計画家西郷真理子先生に基調講演をお願いしました。
 現在、西郷先生は、宮城県石巻市で東日本大震災復興「石巻まちなか復興を木造建築で」と称しプロジェクトを手掛けており、今年(2024年)の夏ごろには全体構想の一部ですが木造4階建て(一部5階)の着工を予定しています。これを機会に明建会でも積極的にバックアップしたいと考えていますので協力の程よろしくお願いいたします。

建築学科は1949年に工学部設立と同時に開設、1989年に理工学部として改組され、現在、ご存じの通り生田キャンパスは2025年(令和7年)春の完成に向け「生田キャンパス第二中央校舎(仮称)」が着々と進行しております。生田キャンパスは1970年生田図書館をはじめとして中央校舎、第二校舎A館、第二校舎D館、第一校舎6号館そして第二中央校舎建設へと「ひと」「自然」「広場」をつなぐ新たな交流の軸を創るべく、学生のさまざまな学びを実現できる空間、新しい学びの拠点が誕生しようとしており、今後の新たな生田キャンパスに集いたいと思います。
(MEIJI UNIVERSITY NEWS 新春増刊号から)

最後になりますが、現在、再来年(2026年)の75周年記念祭の開催に向け動き始めています。今後のさらなる建築学科の発展を目標に明建会の縦・横の絆を結び付け一体感を持って寄与したいと思いますので、会員の皆様方の協力の程よろしくお願いいたします。

明建会賞

明建会では、優れた業績を残した学生等を表彰し、「明建会賞」を授与しています。
(数字は年度表示です)

明建会賞2023
明建会賞2022
明建会賞2021
明建会賞2020
明建会賞2019
明建会賞2018

明建会賞とは

明治大学建築学科の沿革

明治大学建築学科は、1949年4月に工学部建築学科として創設されて、1953年3月に第1回の卒業生26名を世に送り出しております。翌1954年3月には43名、1955年には89名と徐々に卒業生も多くなりました。また、1959年3月からは、修士課程(現、博士前期課程)修了者、1963年3月からは、博士課程(現、博士後期課程)修了者も輩出されています。

工学部建築学科は、1964年4月に1・2年生、翌1965年4月に3・4年生がお茶の水聖橋校舎より生田校舎に移動し、1989年4月には工学部から理工学部へ、1993年4月には大学院工学研究科から理工学研究科へ改組しました。

2013年4月には中野キャンパスにて大学院建築学専攻国際プロフェッショナルコース(I-AUD)を開設し、2017年4月には大学院理工学研究科建築学専攻から建築・都市学専攻へ改組しました。

2020年3月には、第1回から数えて68回目の卒業を迎えます。これまでに約1万名以上の優れた人材を輩出し続けてまいりました。2021年4月以降は、70回目の記念の年に当たります。

明建会の活動経緯

明建会は、当初、明治大学工学部の卒業生の同窓会「明工会」の下部組織の一つとして発足致しました。その後、御茶ノ水から生田への校地の移転、明工会の自然消滅(1970年頃)、工学部から「理工学部」への改組等、会の存続に係わる多くの危機がありましたが、そのつど会員が結束し、乗り越えてまいりました。現在の理工学部の中で、創設時から学科の同窓会として継続的に活動している学科は建築学科のみです。

長い間、明建会は建築学科卒業生および大学院修了生による同窓会として、会員名簿の発行(原則として4年に一度)、記念事業、等を中心とした活動をしてまいりました。このうち、「明建会名簿」の発行につきましては、1996年度版を最終版とし、以後は電子データのみによる名簿整理を行っております。

大きな事業としては、明建会50周年記念祭、同55周年記念祭、同60周年記念祭、同65周年記念祭を理工学部建築学科との共催で5年に一度の周期で開催しております。また、明建会として教育の質の向上に繋がる支援を考慮した大学への寄付を行っております。

新しい明建会の姿

近年に至り、名簿発行を中心とする活動は諸般の事情から困難となり、新たな活動計画を策定する必要性に迫られました。2006年から、会則の見直し、新たな活動方針の策定に関する作業を開始し、2008年、大改正した会則のもとに新しい明建会が始動し始めました。新生の明建会の主な活動方針を以下に示します。

  1. 会員の構成を、卒業生、教員および在学生とする。
  2. 会員相互間の連携を強化し、有機的な活動を図る。
  3. ホームページ等の充実を図り、適切な情報を速やかに提供する。
  4. 優れた業績を示した会員を表彰する。
  5. もって、明治大学および建築学科の発展に貢献する。
明建会75周年記念祭の位置づけ

明治大学は2026年に創立145周年を迎えることになります。このような大学の歴史のなか、明建会75周年記念祭を開催することの意義は、極めて大きく、大学及び校友会との連携強化及び会員相互間の連携意識の強化等、今後のさらなる躍進のための記念事業として位置づけております。

>>詳細については今後、順次ページを開設してまいります。

明建会の役員・会則

明建会会則 2019.3.11改定